経理・税金

ネット物販(輸入)ビジネス・副業が会社にばれないための申告方法や対策

2016/09/18

 

2011年の調査の数字になりますが
サラリーマンが副業をしている割合は
20%を超えると言う結果が出ています。
(インテリジェンス調べ
25歳〜30歳までのホワイトカラー系
正社員対象)

 

おそらくそれから5年経って、
今はもっとその割合は増えているのでは
ないでしょうか?

 

そのなかでネットビジネスに取り組んでいる方も
相当数いらっしゃると思われます。

そんなサラリーマンの副業ですが
一番気になるのが『税金』と『申告』
の部分ですよね。

 

特に、申告をすることで、
会社にばれてしまうのではないか?
という不安は誰しもが持っていると思います。

ということで、
今回はサラリーマンの副業において
会社にばれないためにどんな対策があるか?
そのリスクは?ということに関して
記事を書きたいと思います。

 

ぜひ参考にしてくださいね( '-' )

 

 

各種登録に関して

 

まず、税金系の話の前に、
各種登録についての話をします。

例えば、物販の場合
Amazonで販売をするのであれば
本名を登録する必要があります。

 

そして、本名を登録するということは
ネットに自分の名前を乗せるということですから
もしかしたら検索に引っかかって
そこからばれてしまうかも・・・
と不安になるかもしれませんね。

これを回避する方法はいくつかあるのですが
細かく解説すると長くなるので
サクッと紹介で失礼します。

 

本名は登録せずにニックネーム(屋号)で登録

 

Amazonの規約的には違反になるのですが
こうやっている方は結構いらっしゃいます。
個人的にはあまりおすすめできませんね。

 

名前の間にスペースを入れる。

 

山 田 太 郎

みたいな感じで、スペースを入れることで
『山田太郎』というキーワードの検索には
引っかからなくなります。
非常に原始的ですが効果は大です。

 

名前の表記をちょっと変える

 

山 田 太 

みたいな感じでちょっと表記を変えると
これまた検索にヒットしなくなります。
偽名ですけどね。。。

 

まぁ、ただ、これが原因でばれるパターンって
本当に奇跡みたいな確率です。

 

さすがにここまで気にしていたら
副業できませんので、
最低限の対策だけしていれば良いかなぁ。
と思いますね。

 

確定申告をしないという方法

 

確定申告をしなければ
税金関係で会社にばれることはありません。

これが一番確実な副業を隠す方法です。

しかし、それすなわち国にも副業を隠す行為になりますので
国にばれればそれなりの処罰が下されます。

『脱税』になりますからね。

ですからいろいろな事情があるなかでも

『副業がばれたくないから申告をしない』

という選択肢は無しだと思った方が良いです。

というか、ちゃんと申告をすれば
節税できたりもしますから、
申告はできるだけした方が良いですよ。

 

会社にばれる原因、住民税について

 

では、副業を申告するとなぜ会社にばれるのでしょうか?

 

多くの場合ばれる原因は『住民税』です。

 

だいたい会社勤めの場合って、
住民税が給料から天引きされますよね?
(天引きされずに自分で払っている方はおめでとうございます。
申告してもばれません。)

特別徴収という方式なのですが、
給与に応じて会社の経理などに
役所から支払いの明細が届くわけです。

副業で稼いでいる場合、
会社の給与+副業の収入が総所得になりますから
その所得に応じた住民税が課税されます。

 

で、その明細が会社の経理に届くと、
目ざとい経理の方の場合、

『あれ?』

と気づいてしまいますよね。

なんでこの人こんなに住民税取られるの?と。

 

そうなったらだいたいアウトです。
調べればすぐにわかりますからね。
(言い訳できないことはないですが)

これが会社に副業がばれる鉄板パターンです。

 

確定申告をしてもばれない方法

 

では、住民税で副業がばれてしまわないように
するためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

まぁ、これはググるといくらでも出てくる方法なのですが
住民税の支払い方法を普通徴収にすれば良いのです。

 

申告の際の書類(確定申告書)には、
住民税の支払い方法を選択できる欄があります。
そこで『自分で納付をする』を選択することで
住民税が普通徴収になります。

こうなると会社の収入分は今まで通り天引きされ、
副業分は自分で納付する形になりますので
これによって会社に副業がばれることがなくなります。

実際にこの方法で何年もばれずに
副業をしている方を何人も知っています。

 

どうでしょうかね。
この方法を取っていれば95%ぐらいは
会社にばれることを回避できると思います。

しかし、5%ぐらいはばれる可能性があります。

事実、この方法を取っていたけども
副業が会社にばれてしまった。
という方を何名か知っています。

税金関係以外でのばれたパターン
(就業時間中にビジネスをしていてばれた)
(会社の同僚が自分のショップから商品を買った)
は省いて例を挙げると

 

普通徴収にチェックを入れていたけど
役所の人のミスで会社に通知が届いた

 

これが結構あるみたいです。
信じられない話ですが
まぁ、機械がやっているわけではないので
ミスもあるということですね。

 

副業が赤字だった

 

副業を赤字申告すると総所得が下がり
住民税が安くなります。
この場合は否が応でも会社にその明細が届くので
そこでばれてしまうパターンがあります。

 

アルバイト

 

副業がアルバイトだった場合は
普通徴収ができません。
ですので、だいたいばれます。

 

 

普通徴収にチェックを入れる方法は
かなりの安全な方法だと言えますが
少ない確率ですがこのようなリスクがあるわけです。

 

確実にばれない方法

 

もう一つ、よく対策として上がるのが
妻や親族を事業者として
個人事業を営んでいる『ことにする』
という方法です。

例えば奥様の名義で事業者届けを出し
作業するのは自分自身、
そこで得た収益は全部奥様の口座に入金。

こうすれば、自分には一切収入が
発生していないことになり、
会社にばれることはありません。

実際はちょっとグレーゾーンなのですが
(本来は事業名義者が事業の内容を
理解している必要があるため)
まぁ、ここら辺は自己責任ですね。

 

さらにこれと同じことを
法人としてやるともっとクリーンになります。

法人としてビジネスを行い、
奥様に役員報酬を支払う。

これでしたらグレーでもなんでもありません。

 

なぜ個人事業だとグレーで
法人だとグレーじゃないのかですが、
説明すると長くなるので割愛します。
(この方法を考えている場合は
よくググって調べてみてください^^)

 

この方法の場合、個人事業としてやるならば
すべてのサイトなどの登録名を
事業者名にする必要があったりしますので
結構面倒といえば面倒です。

 

また、これは僕の感覚ですが
自分がやっているビジネスが
他人の名義って、なんか少し
モチベーションが下がるような気もします。

(事業者は奥様で、口座は自分。
みたいなパターンとか、
色々状況によってグレー度は変わります。
ネットにいっぱい情報がありますから、
細かい状況がどうなのかはそれらを
調べてみてください^^)

 

意外と副業規則が甘い場合も

 

ざっくりと分けると

・普通徴収で納税
・事業者を自分以外に

という2つの方法が
副業を会社に知られない方法となります。

 

メリットデメリットがありますから
状況を考えつつ選択してみてください。

 

あと、意外とチェックが甘いのが
『会社の就業規則』です。

僕は会社員時代は副業していなかったので
会社の就業規則はちゃんと見ていませんでしたが
副業に関しては必ず定義されているはずです。

実は副業禁止だと思っていたけど
就業規則を確認してみたら

『業務に影響を及さない範囲であれば副業を認める』

とか書いてあった。

なんてパターンも今までにはありました。

 

色々と策を講じる前に、
会社の就業規則を見直してみるのは
大事かもしれないですね^^

 

最後に、これを言ったら元も子もないですが、
副業であれ、ビジネスを志すのであれば
『会社にばれたら辞めてやんよ!』
ぐらいの気持ちでやってもいいような気もします。

今回書いたように、ばれる要素はいくつもありますが
多くの場合はばれないです。

実際、副業でやっている方をもう何百人も
見てきたわけですが、
ばれたって話はたまに聴く程度です。

 

だから、あんまり気にしすぎるよりも
その分ビジネスに力を入れたほうが
良いような気がしますし、
仮に運悪くばれても、意外と処分は
軽いケースが多いですから
そのときに考えるでも良いし、

さらに運悪く解雇になってしまったら
もう気分を切り替えて、
独立しちゃえばいいよなぁ。と。

 

僕は思います。

 

あくまでも『僕は思います』ですからね!

 

そうしましょう、って言っているわけではないですからね!

 

あ、これはフリでもなんでもないですからね!

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