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情報発信でうまく行っていない人の共通点を書いていたら思いの外深い話になってしまった。

2016/09/20

 

僕が情報発信を語るのもおこがましいというか
数多くの実力者さんがいる業界ですので
少しうまく行っているぐらいで講釈たれるなって
思う方もいらっしゃると思いますが、

僕なりに3年以上情報発信をしてきて
そこに関してはプライドを持っているし
自分なりの成功法則も作り上げてきたつもりです。

 

で、昔っから違和感があったのですが、
(多分)あんまり思うように成果が出ていない発信者の方って
その発信を見ているとそれに気づくことができるんですよね。

『あ、この人うまく行ってなさそうだな』

って。

 

で、それが正しいかはさておき、
なんでそう思うことがあるのかなーって
不思議に思っていたんですけど
最近その理由が判明しました。

これは、情報発信以外のビジネスにも
多少当てはまる要素ですので
少しは参考になると思います。

 

発信の先にいる『人』に対する感覚

 

結論から書くとですね、
おそらくうまく行っていない発信者さんは
ブログやメルマガを読む人のことを
『お客さん』としか思っていないんじゃないかなと。

そう思いました。

 

確かに、ビジネスとしてやるわけですから
お客さんという捉え方は正解なのですが
お客さんの前にその人たちは『読者さん』であり
ときには『自分のファン』なんですよね。

 

いつも疑問に思うのが、
セールスをするちょっと手前から
いきなりメルマガなどの配信回数が増えて
ちょろっとセールスをして、
またメルマガが届かなくなる。

そんなメルマガが結構あるのですが、
よくそれで結果につながると思っているよなと。

 

メルマガの先にいる方を『読者さん』『ファン』
だと思っていたら、まず間違いなくそういう
メールの送り方にはたどり着きませんよね。

これは完全にメルマガの読者さんを
『リスト』『お客』としか見ていない証明です。

 

何度も書きますが、
ビジネスだから視点としては
それは間違っていないわけです。

読者さんだから!と言って身を切って
利益にならないことをしていたら
結局は長続きしないですからね。

 

売り上げを作っていくことはすごく大事です。

 

そうじゃなくて、問題なのは
『そんな雑なやり方ではうまくいかない時代になった』
ということなんですよね。

 

ちょっと前はそれでよかったかもしれないけども、
最近は情報発信の業界にも、
魅力的な方がどんどん現れています。

同じ土俵で戦う以上、
その方たちとライバルとしてやっていかないといけない。
勝てるかはわからないけど、自分の感性などを信じて
そこ場所でなんとか戦い続ける。

そんな現状なのに、
先ほどのような発信をしている方は
その土俵にすら立っていないとも言えるわけです。

 

それではもしその人に勝てる要素があっても
絶対に勝利にはつながりません。
もったいないのです。

 

もう少し抽象的に書くと

『情報発信の先にいる人を
自分と同じ血の通った人間だと
思えているかどうか?』

という感覚です。
リスペクトできているかどうか?

 

多分、それが感じられないと、
誰かに向けてメールを書いているんだけれども
それは結局自分の欺瞞の枠をでない
つまらない発信になってしまうと思うのです。

長年感じていた違和感は
これだったんだなぁ。と気付きました。

 

これからの時代

 

僕的に、かなり素晴らしいことだと思っているのが

『芸術活動をしている人のファンになったら
その人が芸術活動に専念するために
どんどんお金をあげなくてはいけない』

という感覚が、最近だんだんと広まっているということです。

 

特に、若い世代には、例えばお気に入りのミュージシャンの
新譜などはあえて新品で購入しようとか、
できるだけそのお金がミュージシャンに入るような
お金の払い方をしようという流れが出来つつあります。

 

どんなに素晴らしい音楽を作る才能があっても
それを継続できる経済状況がなければ
音楽を作り続けることはできません。

 

はるか昔から、著名な芸術家には『パトロン』
付いていたと言います。

 

大金持ちが、気に入った芸術家に、
作品のことだけを考えて生きていけるように
多額の資金を援助する。
と言ったものですね。

国王がパトロンだった。
という説も結構多いですよね。

 

当初はお金を持っている人だけの感覚だったのですが
最近はインターネットが発達したこともあり、
多くの人が『少額ずつ』援助をすることで
擬似的に昔のパトロンのような状況を作り出すことが可能です。

 

今後はこの感覚がもっと顕著になっていくと思われます。

応援したい人
尊敬できる人
その人の発信をずっと見ていたい人
新しい作品をもっと見たい人

こういった人が発信者にお金を使うことで
発信者が窮屈じゃない環境で
自由に発信をすることができる。

芸術の世界で行われてきたことが
今後は個人の発信においても(企業においても)
顕著に現れてくるようになります。

ひとつ例を挙げてみます。

 

FREEex

 

以前に音声ブログでも喋ったことがありますが
元ガイナックス(今話題の庵野監督のいた会社の社長)
の岡田斗司夫さんが立ち上げたFREEexという団体があります。

この団体は非常に面白い形態をしていまして、
社員数が150名いるのですが、
その社員は一切給料をもらっていません。

 

それどころか、年会費を払って、
さらに岡田さんの仕事の手伝いまでしています。

 

なぜそんな奴隷のようなことをしているのかというと
純粋に岡田さんのファンで、彼にもっと活動をしてもらいたいから。

 

どういう仕組みかというと、
150人からなる社員は年会費を払い、
講演会や放送などに必要な業務を全員で分担する。
(会社員の副業が多いみたいです)

 

そして、その年会費の合計を岡田さんの給料とし
逆に普通は必要なはずの講演会などのギャラを

『もらわない』

ということにしているのです。

 

つまり、岡田さんをイベントなどに呼ぶ側は
無料で岡田さんを呼ぶことができます。
そうなると活躍の場は一気に広がりますよね。

 

そして、その補填を社員同士で行うと。

 

本来は成り立たないはずの

『コンテンツの無償化』

を現実のものとする画期的なアイディアです。
(ちなみにこの企画が始まって1年ぐらいで
コンテンツの完全無償化はなくなり
多少有料になったみたいですが・・・)

 

コンテンツが無償化されることで
さらに岡田さんのファンも増え、
それによってもっと活躍の場が広がる。

岡田さん自身は報酬が保証されているので
好き勝手に発信することができる。

社員はお金を払い、活動の手伝いをすることで
大好きな岡田さんの発信をどんどん増やすことができる。

 

完全に仕組みとしてはパトロンのそれに近いですよね。

 

まぁ、これはかなり極端な例ですが
このように、少しずつお客さんと発信者の
関係性は変わってきているのです。

 

話を戻します。

 

完全に病気が出ました。

書いているうちに気付いたら
明後日の方向へ脱線していました笑

 

でも、上記に書いたことってかなり大事で、
一方通行の発信の時代は終わったのです。

 

これからの時代は必ず両側二車線以上じゃないと
ビジネスが成り立たなくなってきます。

 

そして、一方通行のビジネスモデルは
どんどん淘汰されていきます。

 

で、それを避けるために
何が必要かってのが冒頭の話につながります。

売る側と買う側

という単純な関係ではビジネスは
語ることができなくなってきています。

 

どちらかというと

人間同士

レベルでの関係性が重要になる。

 

実際にそうなってきているし
僕はさらにそうなっていくことを確信しています。

 

ハンターハンターを毎週書いてくれるならば
喜んで富樫さんにお布施をするように、

引退しないで毎年ミスチルがliveをやってくれるなら
喜んでお金を払うように。

 

発信者もそんな存在を目指す必要があるのです。

 

そう考えると、
発信を受け取る人をお客さんとしか見ないで
雑な感じでメルマガとか送っていること。

これってかなりやばく思えてきません?

 

他のビジネスにしたってそうです。

情報発信のように、キャラクタービジネスじゃないなら

企業自体を
自分のサイトを
自分の店舗を

好きになってもらわないと絶対ダメです。

 

そういう話を書こうと思ったんじゃないんですけど
流れで長くなりました 笑

 

この記事で、少しでもとしぞーを好きになってくれたら
こんなに幸せなことはありません。

パトロンになってお金くれてもいいんだからねっ///

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