今日の出来事

君の名は。の感想

2016/09/27


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いやね。

ビジネスブログで書くことじゃないことは
わかっているのです。

ですが、このブログはビジネスブログである一方、
としぞーというキャラクターブログでもあるわけで
だったらとしぞーが思うことは書いていいだろうと。

ということで、
映画『君の名は。』の感想を書きます 笑
(ネタバレなしで書くつもりですが
ちょっとも内容を知りたくないって方は
スルーした方がいいかもしれません)

 

作品総評

 

だいたい、このパターンというか、
もともと少しニッチな筈だったコンテンツが
一般に受け入れられてヒットすると、
僕の性格上、距離を置く傾向があります。

 

新海作品ってもともとニッチもニッチ。
友達に話題を振ってもまず付いてきてくれない。

というイメージだったので、
そもそもこのヒットが違和感すごいです笑

 

ですが、結論から言うと、
本来距離を置きたくなる『売れ方』になっていますが
それを差し引いても手放しで称賛できるぐらい、
作品のクオリティが高かったです。

 

シンゴジラを見て、

『今年のトップはこれになりそうだなぁ』

と思っていましたが、
(僕の中では甲乙つけがたいですが)

友人に進めるならば間違いなく君の名は。
を選ぶと思います。

 

好き嫌いなく、感動できる作品ですからね。

 

ですので、まず結論から書くと

とても面白かったし、感心した。
リピーターが増えるのも理解できるし
近年のアニメ作品の中では相当上位。

という感じです。

 

細かいことは以下に書いていきます。

 

新海作品としてのカタルシス

 

以前より新海誠という監督を知っている人ならば
彼の作風をこう言うでしょう。

『鬱作品』

だと。

 

特にそれが決定づけられたのが、
彼の作品ではおそらく今まで一番有名だった

『秒速5センチメートル』

でしょう。

 

こちらもネタバレなしで書きますが、
山崎まさよしさんの曲がなかったら
クレームが殺到していたんじゃないか?
というレベルのモヤモヤした終わり方。

僕は意外と好きだったのですが
(人生の無常感を感じられたので)
あの映画でフラストレーションが
溜まった人も多かったと思います。

 

しかし、今作ではそれのオマージュというか
別の回答がラストに用意されています。

 

あまりにもラストの構成が『秒速』に似ていたので
ドキドキしながら見ていましたが
最後にちゃんと違う答えが用意してあり
とてつもないカタルシスを感じることができました。

 

もちろん、初めて新海さんの作品を見る方も
楽しめるのですが、
今まで何作も見てきた人にとっては
さらに開放感を感じられる作りになっていました。

 

ということは

君の名は。→秒速

と見る人が今後増えるんだろうけど
より『鬱感』を感じるんだろうなぁ笑

欲を言えば、まだ君の名は。を見ていない人は
家で秒速を見てから映画館に行くべしです。

 

新海監督の強み①

 

新海監督の強み・特徴といえば

『写真のような写実的なアニメーション』
『なのにどこかSFチックなタッチ』

です。

 

それは今作でも健在で、
特に今作で出てくる飛騨地方にある(という設定の)
ある村での美しい、どこか懐かしい描写と

もともと定評のある、都会の喧騒と寂しさを描くタッチの
両輪で、さらにその美しさが際立っています。

彗星の表現もとても綺麗でしたね。
綺麗と同時に怖さもしっかりと表現されているというか。

 

というか、彼の作品ってだいたい都会と田舎が
絶対にセットで出てきますよね。

きっと得意な手法なのだろう。

 

また、キャラクターの書き方も秀逸で、
ヒロインの三葉ちゃんが可愛いのは当然として、
主役の瀧くんが、ラストに進むにつれて
どんどん男らしくなっていくんですよ。

これは内面だけじゃなくて、
外見のタッチも意図して変えているんですよね。

それによって、多分女性が見ると、
最初は瀧くんに『うーん・・・』という感情があったのに
最後はめっちゃイケメンにしか見えない。
みたいな感じになるはずなんですよね。

 

三葉ちゃんは最初から可愛いのは当然として。

 

映像表現は今までのクオリティをキープしつつ、
キャラクターへのウェイトは明らかに
今までの作品よりも多くなっています。

これも大ヒットの要因だと思います。

 

新海監督の強み②

 

2つめの監督の強みは、何と言っても

『曲ありきの構成』

です。

 

秒速5センチメートルが
山崎まさよしの曲の最高のPVだったように、
(そうです。あの映画はちょっと長いPVです)

 

曲の解釈として映画を作る。
という手法も新海監督が得意とするところです。

 

君の名は。ではRADWIMPSが曲を担当しているのですが
こっちに関しては今回有名になりすぎて
もはや距離を置きたくなったパターンです笑

BUMPの時代から中二病をひきづっている人間としては
RADはドンピシャだったんですけどね。

BUMPと同じように、遠い存在になってしまった・・・

 

まぁそれは置いておいて。

 

今作はなんと主題歌(挿入歌?)が4つもあるという
かなりRADに寄った構成になっています。

 

途中の前前前世に関しては
もう少し曲を強調した方が良かった感はありますが
それでも作品全体としては
そんなに歌詞ありの曲を入れ込んでも
違和感がなく見れるようになっています。

 

さすがです。

 

多分、初めて新海さんの作品を見た人は
その構成もすごく新鮮だったんじゃなかろうか。

 

テーマについて

 

ここからが本題です。笑

長いですね。すみません。

 

僕がこの作品をすごく良かったと思う一番の要素は
この作品が表現しているテーマと、
そのテーマを見事に表現している点です。

 

ここからは僕の勝手な解釈ですが、
この映画のテーマは

『運命』

です。

 

赤い糸とか、一目惚れとか、
会った瞬間ビビッと電気が走ったとか。

説明できない『運命』みたいなことってあるじゃないですか。
これは恋愛じゃなくてもありますよね。

 

その目に見えない『運命』というものを
できるだけ可視化して、しっくりくるように見せてみよう。

というのがこの作品のスタートだったのではないかと
思っています。

 

物語後半だけを切り取ってみると、
単純に『運命』みたいなものがそこにあった。
と見えるわけです。

 

しかし、その『運命』だと感じている部分には
じつはこんなストーリーがあったんだよ。
というのを前半でやっているわけです。

 

もしかしたら、あなたが出会った運命の人との間にも
実は覚えていないだけでそういうストーリーが
合ったのかもしれない。

という想像力が働くわけです。

 

そして、それは主題歌であるRADの前前前世の歌詞にも
繋がってくるわけですね。

 

 

君の前前前世からぼくは
君を探しはじめたよ

 

そのぶきっちょな笑い方をめがけて
やってきたんだよ

 

 

そういう、時間や空間を超越した
『想い』みたいなものが作品で表現されています。

 

だから途中、時間を超えて、空間を超えて起きた
ある邂逅シーンがあるのですが、
そこで『よくわからないけど』感動してしまうのです。

 

それはもともとよくわかっていない
『運命』というものに触れた気がするからでは
ないでしょうか?

 

だって、物語の中でも最大の胸キュンシーンである
あの電車の中でのシーンだって、
そのまま捉えたら頭のおかしい女の子じゃないですか。

勝手に一目惚れをして声をかけてきた。
もしくは想像と現実がごっちゃになっている
やばい女性なわけです。

 

でも、実際は運命ってそういうものだし、
もしかしたら一方通行で終わることもある。

 

そんなか細いものだけに
それが双方向に道が繋がったときに
よくわからない感動があるわけです。

 

そういう、ありふれているようで
それを的確に表現した作品がない

『運命』

というテーマにあえて挑戦し、
それを見事に表現したことに
この作品の価値があると思っています。

 

 

ネタバレなしのつもりで書きましたので
見ていない人にはあまりわからなかったかもですが
これを見て少しでも『見たい!』と思ってくれれば
僕の勝ちです。

 

その昔、『魔法少女まどか⭐︎マギカ』というアニメを
世に広めたいばかりに、
海外版を大量輸入し、それを赤字を垂れ流しながら
販売し、普及活動に勤しんでいたことを思い出します笑

 

これは映画館で見た方がいい映画です。
見といた方がいいと思いますよー。

見てからこの記事を見直していただくと
『なるほど!』と思っていただけるはずです^^




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