物販ビジネスマインド

個人でのOEMを難しく考えている人が多いような気がします。(僕はやってないけど笑)

2017/03/14

oem

 

 

はじめにお断りしておくと、
僕自身はOEMによる物販をしていません。

 

その口で偉そうなことを言うなって言われたらそこまでですが
仕事柄、いろいろなところから情報だけは入ってきますので
それらを総合したイメージや、ロジックで記事を書きたいと思います。

 

書きたいこととしては

『OEMを難しく考えすぎている人が多いような気がする。
でも仕組みを考えれば、そこまでハードルは高くないんだよ』

と言うことです。

それではまず、OEMの説明からしてみます!

 

 

 

OEMとは

 

 

OEMのことがわからない方もいらっしゃると思いますので
まずは基本的な部分から説明をします。

wikiによりますと・・・

 

OEM(オーイーエム、英: original equipment manufacturer)
とは他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である[1]。
日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」[2]、
「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳される。

英語の原義では元来単に自社製品を製造する事業者を意味するものであるが、
英語圏においてもOEMが他社ブランド製品の製造ないしは他社製品の自社ブランドでの
販売を行う企業という意味も持つ[3]。
また、日本語では元来の「OEM」の意味合いに加えて
「OEM契約」、「OEM生産」や「OEM販売」など
「OEM○○」と様々な言葉や用語として定着している。
「original equipment manufacturing」の略であると解して
「他社ブランドの製品を製造すること」とされることも多いが、
「OEM」という単語そのものの意味合いと、あとになって派生した
「OEM○○」には意味合いの変化も見られる。

 

となっております。

 

ざっくりとまとめると

『他社のブランド品を製造する企業』

と言う意味が本来のものなのですが、
日本では

『他社ブランド商品を、自社ブランドとして販売をする手法』

自体をOEMと呼んでいる風潮があります。
この記事ではOEMの意味を後者の意味で捉えて
解説していきたいと思います。

 

要は、ある人気商品があるとして、
それを別の会社が同じ工場で製造したものを
その会社の商標で販売することで、
利益を得る手法。といっても良いでしょう。

 

ここで、疑問が出てきます。
もともとその商品を販売していた会社からしたら
そんなことをされると困るのではないか?
ある意味パクリ商品になるのではないか?
と言うことですね。

この辺りも少し解説しておきます。

 

そもそも、OEMというのは当たり前ですが、
もともとの商標を持っている会社に無許可で
行なう手法ではありません。

当然許可が必要です。

無許可で行えば、大きなトラブルになるでしょう。
(それこそパクリです)

 

つまり、もともと商標を持っている企業が
何らかの理由で他の会社にOEMしてもらうことに
メリットを感じるケースがある。ということなのです。

 

例えば、資金が少ない会社。
商品開発したはいいけど、その商品を大量に流通させる資本力がない。
そういうときは他社に資本を出してもらってOEMしてもらうことが
大きなメリットになりますよね。

また、営業力のない会社。
商品を開発したはいいけど、なかなかその商品が売れない。
営業力のある会社に商品販売を委託すれば大きなメリットになります。

あとはコストを下げたい会社。
自社で製造するのではなく委託という形で販売権を他社に譲り
一定のマージンだけを得る方法の方がプラスになるケースもあります。

 

このような形で、
商品を開発した会社とその商品を売りたい会社のメリットが
合致することにより、OEMが可能になるわけです。

では、今度はOEMを行う側のメリットですね。
これにはどんなものがあるでしょうか?

 

 

 

OEMのそもそものメリット

 

oem

 

OEMを行う側のメリットは非常にシンプルです。

 

それは

『低コストで自社製品を持つことができる』

これに尽きます。

 

通常、商品開発をする場合は、企画をして資金調達をして
そして工場と交渉し、ラインを作り、やっと製品が出来上がります。
ここに時間的にも資金的にも大きなコストがかかるわけです。

 

OEMの場合はそれらが全く必要なく、
すでに出来上がった状態の商品を取り扱い、流通させるので
とんでもなくコストが安く上がるのです。

ですから、小規模の企業でも、大きな市場に参加したり、
一発で大きな売り上げを叩き出したり。
ということが可能になるわけです。

 

そして、大きな企業から、中小企業まで、
多くの企業の工場が中国を筆頭としたアジア圏に置かれているので
中国輸入などで稼げるようになった方と、
非常に親和性の高いビジネスモデルなんですよね。

必要な資金と、工場とのコネがあれば、
すぐにでも自社製品を作れてしまうわけです。
かなり夢のあるビジネスですよね^^

 

ですが、とはいえここまでの説明だと、
少し分不相応に感じるというか、
ハードルが高く思えますよね。

では、少し切り口を変えて、
OEMについて考えてみましょう。

 

 

 

OEMは営業代行である

 

 

結論から言うと、OEMは営業代行に近いビジネスモデルです。

 

仕組みは多少違うのですが、本質は同じです。

 

もっといえばですよ、やっていることは仲介業、アフィリエイトなどと
同じことなんですよね。

 

元は自分の商品ではなかったものを
自分が代わりに営業することで売り上げに変え、
そこから利益が発生する。と言う流れは
仲介業と全く同じですよね。

 

そういうふうに考えると(少し本来のOEMとは乖離がありますが)
OEMそんなにハードルの高いビジネスモデルではないと思えるはずです。

 

すごく極端な例えを出すと、

近所におまんじゅう屋さんがあるとするじゃないですか?
え?今時おまんじゅう屋さんなんて近所にないって?
田舎にはあるんですよ!(怒)

 

はい。

 

そのおまんじゅう屋さんにものすごく美味しいおまんじゅうがあると。
これはどう考えても話題になる!!
と言うことでおまんじゅう屋さんの店主に交渉をして、
毎日100個、おまんじゅうを余分に作ってもらい、
それを自社製品のラッピングをして街に売りに行く。
製造コスト+αだけ支払って、残りの売り上げは利益になる。
美味しいおまんじゅうだから毎日売れ続け、
多くの利益を得ることができた。

これだって、仕組み的にはOEMともいえますよね?

 

少し極端な言い方になりますが、
自社に販売力や販売ノウハウがありさえすれば
世の中に流通しているほとんどの商品を、
OEMできる可能性があるとも言えるのです。

 

そう考えると一気に身近に感じることができませんか?

 

 

 

個人がメーカーになれる時代

 

oem

 

 

そして、現在。

ネットの発達で、小さな企業でも自社製品の開発ができるようになりました。

 

クラウドファンディングなどの資金調達ツールも多くなりましたし、
生産コストも過去に比べれば、ロボットの発展で飛躍的に安くなっています。
輸送コストも安価になり、グローバリゼーションの流れも加速していて
アジア圏の工場を利用し商品を開発することも昔よりは随分やりやすくなっています。

ですから自社製品を持っている会社の母数が最近はとても多いのです。

 

そして、そのような流れだからこそ、
自社製品を作ったはいいけど、販売力がないためになかなか売ることができない。
キャッシュが追いつかないので尻すぼみになってしまっている。

と言う企業も少なくありません。

 

個人でネット物販を始め、ある程度稼げるようになったという状況は
実は一般の人から見ると結構販売力や販売ノウハウを持っている状態です。

その強みを生かして、OEMに参入する。

これは非常に理にかなった方法なんですよね。

 

そして、一昔前のように自社製品を持っているのは
一部の資金が潤沢な大企業だけではなく、
今は本当に自分たちと規模の変わらない企業だったりもしますし、

もしくは自分たちよりも販売力のない企業だったりもします。

 

OEM契約がまとまる条件が揃っている取引先は意外と多いのです。

 

OEMを利用して、商品を販売すると言うことは
自社ブランドでの商品の販売になりますから、
これは立派なメーカーです。

個人でもメーカーになれる時代なんですよね。今は。

 

そして、何度も書きますが、
それはそんなにハードルの高いことではない。

OEMを営業代行と考えれば、
本来のガチガチのOEMの意味である大きな企業との取引だけでなく
もっと可能性が転がっていることに気づけるはずです。

 

まぁ、僕自身がやっていないので説得力がないと思いますが
そんな観点を持っていると、比較的アイディアも浮かびやすいのかな?
なんて思っています。

 

ぜひ、参考にしていただけると幸いです^^

 

 

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