欧米輸入マニュアル

【重要】輸入ビジネスで仕入れない方が良い商品(輸入制限系・Amazon規制系)

2017/09/30

 

 

大事な記事ですので必ず目を通しておいてください。
物を売るということは、それなりの責任がある商売です。

 

リスクをしっかりと把握していないと

『仕入れたけど販売できなかった』
『そもそも税関で止まってしまった』
『重篤な損失を抱えてしまった』

などのようなことになりかねません。

 

この記事では、輸入をするにあたって
仕入れを避けるべき商品に関して解説します。

しっかりとご理解いただけると幸いです^^

 

 

輸入制限系

 

まずは『輸入制限系』の商品です。
なんらかの法律によって、輸入自体が制限されている。
そのため、仕入れてしまうと税関で商品が止まり、
破棄することにもなりかねません。

 

許可を取ればもちろん仕入れができるのですが
始めたばかりの規模で許可を取って仕入れるメリットは
どこにもありませんので、避けることが懸命です。

 

 

薬事法

 

まずは『薬事法』関連の商品ですね。
平たく言えば薬ですから、規制はかなり厳しいです。

税関で没収される可能性もかなり高いですし、
仮に何かの間違えで輸入ができてしまっても
Amazonに出品すると高確率でアカウントに傷がつきます。

そもそも、人体に影響をあたえる商品ですから
何かあったときの責任は非常に重いです。
扱わないことをオススメします。

 

ちなみに、例としてはこんな商品です。

 

 

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食品衛生法

 

食品を含む、経口接触の可能性がある商品全般に
『食品衛生法』が絡んできます。

食品自体はもちろんですが、
例えばキッチン用品や、水筒など
口につけて使用する商品にも関わりますので
その範囲はかなり広いです。

本来は『検疫』という検査をして
初めて輸入が許されるのですが
少量の仕入れの場合は普通に税関を通ってしまうことも多いです。
(知ってか知らずか、扱っている方が多いのはこういう理由です)

 

特に、子供用のおしゃぶりなどのベビー系になると
さらにチェックが厳しくなります。
最初、数個仕入れたときは何も言われなかったけど
その後大量に仕入れたら全部破棄された。
なんてことも稀に聞きますね。

 

例としては以下のような商品です。

 

 

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武器・銃器

 

武器そのものも当然なのですが、
武器を補助する役割の商品も税関で止まります。

最近ですと一部で話題になったのがこの商品。

 

 

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アメリカでは実銃のホルスターとして販売されていますが
日本では実銃は法律で禁止されていますので
サバイバルゲームなどに使います。

それでも、元々が武器としての用途なので
かなり厳しくチェックされます。
まず税関を通らないと思ってください。

 

ちなみに、武器として制限されているかは
はっきりとわかりませんが、
このようなおもちゃも止まることが多々あります。

 

 

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ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)

 

懐かしい響きです。青春を思い出しますね笑

ワシントン条約では特定の動物に対して
国際間の輸送を厳しく制限しています。

 

例を挙げると・・・

・漢方やお酒類(クマ・トラ・コブラ)
・革製品(ワニ・ヘビ・トカゲ)
・はく製(カメ・ワニ・タカ)
・生きている動物
・生きている植物
・象牙、亀の甲羅、孔雀の羽

などが制限されています。

 

詳しくは経済産業省のHPをご覧ください。

 

この中で、個人の輸入に影響がありそうなのは
『革製品』『象牙』
などでしょうか。

 

動物そのものを輸入する人はいないだろうし、
漢方などもないでしょうから、
その辺りが気をつけるべきジャンルになります。

仕入れたいけど、ワシントン条約に抵触するかわからない。
という際はジェトロなどに確認してみましょう。
確実な答えが出るかはわかりませんが
アドバイスをくれるはずです。

 

 

 

日本の法律系

 

 

次に、税関は通るけれども
そもそも日本の法律で販売が制限されている物を紹介します。

グレーゾーンということで扱っている方も多いですが
本来はダメです。
(各自自己責任で判断をしてください)

 

 

電波法

 

まずは電波法です。
電波法に関しては意味などを解説した記事がありますので
こちらをご参考ください。

Amazonで販売するリスクに関してですが、
電波法に抵触するBluetooth製品などを扱っていると、
Amazonから急にページが消されることなどがあります。

これが原因で、アカウントが止まった。
という話は聞いたことはありませんので
そこまでのペナルティはないのですが
いきなり該当商品が販売できなくなる。
ということはあり得ますので覚えておきましょう。

 

こんな商品なども
実は電波法に抵触しています。

 

 

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電気用品安全法

 

『PSEマーク』を取得せずに
電気用品法に抵触する商品を販売すると
完全に違法となります。
詳しくは以下の記事で解説しています。

 

わかりやすくざっくりと基準を書くとしたら

・コンセントに繋ぐプラグがついている家電製品
・リチウムイオンバッテリーを使用している家電製品

これらがPSEの対象商品になります。

 

逆に

・USB給電の製品
・イヤホン、ヘッドフォン
・マウス、キーボード
・スマートフォン

この辺りはPSE対象外の商品となります。
(例外もありますが)

 

この『PSEマーク』は国際基準ではなくて
日本独自の基準となりますので、
基本的に海外製品は認証されていないと思ってください。

仮にマークが製品についていたりしても
無許可だったりすることもありますので
(特に中国輸入では注意!!)
しっかりと注意するようにしましょう。

 

こちらの商品なんかもおそらくPSEマークがないので
危険と考えるべきでしょう。

 

 

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Amazonの制限系

 

 

輸入や日本の法律とは関係なしに、
Amazonが独自に制限をかけているジャンルが存在します。

もちろん、ここまで紹介してきた
法律などに抵触する商品の販売は全て
Amazonでも制限していると思ってください。
(中にはなぁなぁになっているジャンルもあるにはありますが)

 

こちらの記事で詳しく解説していますので、
どうぞご確認ください。

 


 

 

以上です。

 

いかがでしたでしょうか?

「こんなに禁止商品があると、仕入れができないのでは」

とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

 

でも安心してください。
これらの商品を全く取り扱わなくても
仕入れられる商品は星の数ほどあります。
(だから稼いでいる人がいるわけで)

こういうことを言い訳にするのか、
もしくは参入障壁だとポジティブに捉えるのか。
これは心の持ちよう次第です。

 

 

ぜひ前向きに捉えて、
クリーンな販売を心がけてくださいね!

 

 

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