実践者インタビュー

実践者インタビュー#4 いずみさん【炎上(物理的)からの復活】

2018/06/21

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しばらく間が空きましたが
恒例のインタビュー企画!です。

今回は過去にコミュニティーにご参加くださっていた
『いずみさん』をご紹介します。

色々と普通の人はできないご経験をされていて
非常に参考になると思います!
ぜひ楽しんでください^^

いずみさんは情報発信もしています。
よかったらブログの方もご覧ください^^

 

アマゾン輸入ビジネス de 沖縄移住ライフ

 

 

 

ビジネスとの出会い(実店舗編)

 

 

ーそれでは宜しくお願いいたします。

 

「宜しくお願いいたします。」

 

 

ー時系列順にお話を伺っていきたいと思います。
まず、ビジネスを志されたきっかけと時期について教えてください。

 

「はい。時期としてはかなり前になるのですが、
2005年のときですね。
それまでは東京で営業職に携わっていたのですが
その会社が倒産してしまいまして。
路頭に迷ったのがきっかけです。

当時から沖縄に住むことに憧れがありましたので
この際移住しちゃおう!ということで
沖縄に移住し、実店舗でのアパレル販売を始めました。」

 

 

ー沖縄に移住というのも思い切った判断ですけども、
いきなり実店舗でというのもすごいですね。
資金はあったのですか?

 

「資金はありませんでした。ですので公庫に融資を受けて
スタートしました。」

 

 

ーそれはすごい決断です。
アパレル販売ということですが、仕入れはどのようにされていたのですか?

 

「海外に直接行き、買い付けをしていましたね。
当時は知識もそんなになかったのですが、
それでも初年度の売り上げはかなり良くて
軌道にのるのも早かったです。」

 

 

ー海外で買い付ける。って、いきなり出てくる発想じゃないと思うのですが
何かヒントはあったのですか?

 

「会社員時代から付き合いのある友人が
海外製品のバイヤーをしていたんですね。
最初はその友人から商品を卸してもらっていたのですが
あるとき『面倒だから一緒に来る?』と誘われまして。
一緒についていったのがきっかけです。」

 

 

ーなるほど。それでも未経験のジャンルの店舗ビジネスで
初年度から軌道に乗せるのはすごいことです。
2005年ですから、その後はしばらくそんな調子で
店舗運営を続けたのですか?

 

「いえ、それが良かったのは最初の一年だけでして。」

 

 

ーと言いますと?

 

「実は開業してから1年ぐらいの時期に、
店舗が不審火で全焼してしまったんですよ。
それで一気に借金を背負ってしまいまして・・・」

 

 

ー全焼・・・それは大変ですね。
でも、火災保険とかありますよね?

 

「それも相当タイミングが悪くてですね、
ちょうどその1週間前に火災保険が切れていまして。
その更新をしていなかったのです。
だから、損失額を丸かぶりすることになりました。」

 

 

ーそれは・・・大変としか言いようがないですね。
それで店舗は諦めたのですか?

 

「いえ、場所を変えてもう一度再スタートしました。
そのやり方しか知らなかったですからね。
そのため、再スタートにかかったお金と融資額、
全焼した分の損失などで合計1500万程度の借金を背負いました。」

 

 

ー小説みたいな話ですね。
当時はやはり辛かったですか?

 

「文字通り、死ぬことを考えるレベルでした。
今だから普通に喋れますけど、当時は本当にやばい精神状態でしたね。」

 

 

ー心中お察しします。
その後、それでも諦めずに店舗運営を続けた精神力がすごいですよね。
その後の経営はいかがだったのですか?

 

「立地が変わったので、売れ行きが多少鈍ったのと、
借金の返済があるのでその分が毎月マイナスになっているまま
ずっと続けている感じでした。
やればやるほど赤字が少しずつ積もっていく。そんな感じです。」

 

 

 

ビジネスとの出会い(ネット物販編)

 

 

ーしんどい時期ですよね。
その後、変化があったのはいつぐらいでしょうか?

 

「2013年の8月ですね。
それまでは海外に直接赴き、買い付けをしていたのですが
だんだんと海外に行くお金もなくなってきまして。
それで、仕入れをどうしたもんかと悩み出したのがきっかけで
その際に色々調べていたら『個人輸入』というワードに出会いました。」

 

 

ービジネスとしての輸入じゃなくて
個人で海外で商品を購入するっていう趣味のやつですね。
当時そんなサイトいっぱいありましたよね。

 

「そうです。そのサイトを見て
あれ?ネットでも仕入れができるんじゃないかな?
と気づきました。
それで、まず店舗に並べる商品をネット仕入れし始めたのが
大きなきっかけですね。

その後、仕入れた商品が店舗でちゃんと売れて行くのを見て
これもしかしたらネット販売もできるのではないか?
と考え始めました。

それからAmazonのアカウントを作り、
アパレルの販売を始めたのがネット物販のスタートです。」

 

 

ーなるほど。
結果としてはいかがでしたか?

 

「今思うと年末特需なのですが、
その年の12月に簡単に10万円の利益が出てしまったんですね。
それで、これは行けそうだ。と思い
思い切って店舗を閉めました。
ネット物販一本でやっていこうと決意しました。」

 

 

ーまた、判断が早いですね笑

 

「まさにそうです(笑)
案の定、1月2月と冬の時期を迎えて、
売り上げが落ち込み、やっぱりやばい!と思い直しました。

同時に、Amazonってアパレルが弱いのかな?
という感覚もありましたので
他のジャンルの商品も扱うようになりだしました。」

 

 

ーその後はいかがでしたか?

 

「なかなか苦戦したんですけど、2014年の6月ぐらいには月商100万程度にはなりました。
まだまだお金が増えるレベルではなかったですけども。
更に2カ月後には月商200万を達成して、
この段階ぐらいで、これだったらいけるかな?
と思いました。」

 

 

ーちなみに、実店舗時代の売り上げって
どのぐらいの規模だったのですか?

 

「100万ぐらいです(笑)
もちろん利益率が全然違うので単純に比較はできませんが
ネット物販ってこんな簡単に売り上げ伸びるんだって
すごく感動したのを覚えています。」

 

 

ー実店舗やっていたから尚更それを感じますよね。
そこからも売り上げを伸ばしていったのですか?

 

「実は200万までは早かったのですが、
そこから月商300万規模に持っていくのに
半年ぐらいかかりました。

実は今でもよく覚えていますが、
その頃ぐらいにとしぞーさんの音声ブログを
貪るように聞いていました(笑)
全部スマホに落としてどこにいくのにも聞いていましたね。

売り上げは上がっているといっても
返済やらなんやらある時期でしたから
一番辛い時期でもあったのですが、
音声には相当助けられました。」

 

 

ーそれは光栄です!
ちなみに200万規模から300万規模に持っていくのに
時間がかかってしまった原因はなんでしょうか?

 

「やっぱりキャッシュです。
借金がありましたので、レバレッジを効かせることが難しく、
複利でじっくり伸ばしていく方法しか取れなかったので
仕入れを増やすことに時間がかかりました。

また、時間もいっぱいいっぱいでしたね。
当時は全部手動でリサーチをしていましたので
一日12時間ぐらいぶっとうしでリサーチをして
やっとの思いで300万行くか行かないか。という状況でした。」

 

 

ーなるほど。その作業量をずっと続けるのはしんどいですよね。
その後はどのように解決していったのですか?

 

「大きなきっかけがありまして。
それ以前にランドクリエイトさんのコミュニティに入っていたのですが
その中で知り合った友人が、ツールを作るという話になりまして。
そのモニターになってほしいと頼まれたんですね。
そのツールっていうのが、ASINを入力すると諸経費などを計算してくれて
価格差を提示してくれるというものだったんです。

そのツールを導入してリサーチしてみると、
劇的に作業量が減っていきました。

それがきっかけで、自分で全てやる必要はないということに気づき、
ツールを多用したり、外注さんにリサーチをしてもらったりするようになって
かなり時間的には余裕ができました。

余裕ができると仕入れのクオリティも上げられるので
利益率も良くなっていき、手残りも増えるようになりました。」

 

 

ーやっと軌道に乗った。という感じですね。
ということは始めてから2年ぐらいで形ができたってことですね。

 

「そうですね。これで間違いなくやっていけるかな?
と思っていました。
その後、アメリカからの仕入れだけではなくて
ヨーロッパからの仕入れや直接取引も取り入れました。
当時はヨーロッパ仕入れはまだまだ参入者が少なく
おいしかった記憶があります。(笑)」

 

 

ー確かに当時はおいしかったですね笑

 

「それもあって、月商は400万を越えるようになり
更に販路を増やそうということで輸出も始めました。
当時は輸出もおいしかったんです。」

 

 

ーわかります。僕も当時輸出やってましたけど
当時ってほとんどのセラーが自己配送だったんですよね。
なので、FBA納品すれば普通に勝てた。

 

「本当にそうです。
なので100万ぐらい一気に売り上がりました。
輸入と合算で毎月500万ぐらい動くようになって
諸経費や返済を加味してもだいぶ余裕が出るようになりました。
輸入部門と輸出部門をしっかりと分けるために
このぐらいの時期、2016年の2月ですかね。
に法人も立ち上げました。

ただここで、またトラブルが起きたんですよね。」

 

 

アカウント停止編

 

 

ートラブル?

 

「アカウント停止です。
400万の売上規模のアカウントが止まってしまいました。
真贋系の原因だったのですが、根が深くて復活はできず。
やむなく新しいアカウントを作ることになります。

何よりも数百万の売上金が3ヶ月凍結されたのがしんどくて
輸出の商品などをガンガン現金化して、
なんとか耐え忍びました。
そこで輸出はやめました(笑)」

 

 

ー一番困るタイミングでの停止ですね。
僕も経験あるので気持ちがすごくわかります。
ちなみに、Amazonに粘り強く交渉すると
3ヶ月の出金停止期間を短くしてくれることありますよ。
僕自身が止まった時は2ヶ月しないうちに振り込んでくれました。

 

「もっと早く知りたかった・・・(笑)」

 

 

ーすみません笑
まぁ、相当泣きつかないとダメですけどね。

 

「ですよね。
それで、実はその1年前からランドクリエイトで
コミュニティーの講師をさせていただいていまして、
その経験もあったからなのですが、
アカウント停止の少し後ぐらいから
コンサルティングもさせていただくことになりました。」

 

 

ーどちらかというと、事業のためにというか
物販の資金を捻出するためにという動機もあってという感じでですか?

 

「最初は正直そうでしたね。
物販以外にも収入源を作りたいと思いまして
色々と悩んでいたのですが、
その際に例のツールの友人から
『コンサルティングやってみれば?』
と提案がありまして、それがきっかけでした。

最初はそのような動機だったのですが、
やっていくうちにコンサル自体が非常に楽しくなりまして。
良く考えてみるとネット物販って
お客様の顔が直接見えないじゃないですか。
なので、ありがとうをもらえることも少ないし
それを感じづらいと思うんです。

そもそも、実店舗でアパレルをやったのも
そのようなお客様とのやりとりが大好きだった。
という動機がありましたので
そこを再認識したといいますか、
コンサルティングをしていると感謝してもらえることもあるし
一緒に笑ったり悲しんだりすることもできて、
これはすごい自分にあっている仕事だなと思うようになりました。」

 

 

ー今までにどのぐらいの方を指導されてきたのですか?

 

「そんなにたくさん募集していませんので
延べで25名ぐらいです。
中には僕自身の規模を越えようとしている方もいらっしゃいます。
その方は副業で月に400万ぐらい売り上げているのですが
教えているくせに、『どうやってんの?』とびっくりします(笑)」

 

 

ー副業でそれはかなりすごいですね・・・
指導している内容は基本的には転売ですか?

 

「そうですね。転売が中心の指導です。
おかげさまで物販もかなり安定してきて
ある程度自由がきくようになりましたので
今年の2月にランドクリエイトさんのサポート講師も卒業させていただいて
自身のコミュニティ運営などもはじめています。
5月には初心者の方向けのセミナーを沖縄、福岡、大阪で
開催する予定もあります。」

 

 

ー頑張らないといけませんね!
話は変わりますが、2016年ぐらいでしたよね?
当時僕が主催していたコミュニティに参加くださったのって。

 

「2016年の上半期ですね。
あの経験は本当にプラスになりました。
特に、としぞーさんは覚えていらっしゃるかはわかりませんが
当時、沖縄で何か面白い企画がないか?ということを
悩んでいまして、それについて思いっきりアドバイスもらったんですよね。
ざっくり言うと、セミナーとかだけじゃなくて、
観光もくっつけて企画するべきだと教えてもらったのですが
それを実際にやってみたらすごくハマりまして。
満足度の高い企画ができたことを覚えています。」

 

 

ーなんとなく覚えています。
だいたいそう言うアドバイスをするときって
結構思いつきだけでしゃべっているのですが、
形にしてくれて嬉しいです。笑
色々ご質問にお答えいただいてありがとうございました。
最後に、多分他の方よりも色々と困難が多かったと思います。
会社の倒産、炎上からの借金、アカウント停止。
そのような困難があってもその度に復活してきたわけですけども
いまになって、そのような困難に対して思うこととかってありますか?

 

「ピンチはチャンスという言葉がありますが、まさにその通りで、
そういった自分が予期していない困難を何とか乗り越えることでその都度、
スキルアップできたと。
今ではその出来事について感謝できるようになりました。

まさに結果次第で起こった出来事はコインの裏表のように全く違った見方になりますね。
だからといって自分からまた同じ困難に挑もうとは全く思いませんけど。笑」

 

 

ーその通りですね!
長時間ありがとうございました^^

 

「ありがとうございました!」

 

 

 

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