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効率を求めすぎることによってむしろ損をする可能性がある3つの要素【時短セミナー書き起こし】

2020/02/17

 

 

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お疲れ様です。
としぞーです。

 

効率を追求することはとても大事なことです。
特にビジネスにおいてはなおさらですね。

 

しかし、大局的に人生を考えた時、
効率を求めすぎてしまうと損をする可能性があることがわかります。
今回はそんな
効率を求めすぎることによってむしろ損をする可能性がある3つの要素
について解説しようと思います。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

ビジネスにおいての効率追求はなおのこと、
最近ではプライベートにおいても効率を追求する人が増えたように思います。
言い方を変えると無駄を極限まで省く生き方

 

確かに、無駄を省くことで人生が有意義になりやすいです。
しかし、効率を求め過ぎてしまうことだったり、
効率化を曲解し、間違った追い求め方をしてしまうことで
むしろそれが逆効果になることも多々あります。

特に、昨今の世の中に関しては、技術の進歩によって効率を求めやすくなったし
情報の増加によって遠回りをしなくて良い環境が出来上がっています。

 

むしろ、その中で効率と無駄のバランスを取るのが
昔よりも難しくなっているのかもしれません。

ということで、効率を求めすぎることによってむしろ損をする可能性がある3つの要素
を一つずつ見ていきましょう。

 

 

1効率的ではない行動ができなくなる

 

効率化って気持ち良いものです。

 

僕のケースで言うと、洗濯乾燥機を購入した時は気持ち良すぎて絶頂しましたね。
洗濯が全自動で終わるのです。服を干す必要もない。
20万ぐらいの買い物でしたが、結果を考えるとむしろ安かったです。
「なんでもっと早く買わなかったんだ」と後悔しましたし、
今はもう洗濯乾燥機がない生活に戻れません。洋服干したくないです。

 

このように、効率化には一定の魔力と依存性があります。

 

日常的に効率を求めているとだんだんと効率的なのが当たり前になります。
それ自体は問題ないのですが、その感覚がこじれると
効率的でないものを嫌悪するようになってしまいます。

確かに、あらゆるものは効率的であったほうが得が多いのですが
中には効率化がどうしても難しいものがあります。

 

例えば、勉強はどうでしょうか?

もちろん、勉強を効率的にこなすことはできます。
しかし、それはあくまでも勉強というカテゴリーの中での相対的な効率化であって、
人生全体で相対的に勉強を捉えるとどうしても地道で遠回りな印象を受けると思います。

もちろん、本当はそう見えているだけで時間をかけて勉強することは
最終的にものすごい効率を生みますけどね。
しかし、効率追求に慣れているとこのように、本来は長期的に見ると効率にも貢献するような行為に対して『効率的ではない』と感じてしまうことがあるのです。

 

ビジネスにおいてはそれが顕著です。

 

ビジネスのスタートアップの時なんて、効率化とか天才でもなければ無理です。
とりあえず効率度外視でガンガン突き進んで、その経験があるから、
後々効率を追求できるわけじゃないですか。

 

その事実を無視して、ビジネスの側を見た際に
『これは効率的ではなさそう』
と判断して足を止めていたら最終的には何もできなくなります。

 

今気持ちよくできている効率的な仕事だけをずっと続けて、
最後は駆逐されて終わりです。

 

効率的かそうでないかを、長期的視点、本質的視点で判断できるなら良いですが、
短期的、表層的に判断してしまうとむしろ不効率な生き方をしてしまう可能性があるのです。

 

 

2 頭が悪くなる

 

人が賢くなっていく一つのフローとして『問題解決』があります。

 

何かわからないことがある。何か壁にぶつかってしまった。
そんなときに試行錯誤してその問題をクリアするたびに新しい知識と経験が身につき
同時に考える力が身につきます。
頭が良いとは知識が多いことではなく、考える力が豊かであることだと
僕は考えていますし、実際これからの時代においてはより考える力が重要視されます。

 

しかし、効率を追求するとどうでしょうか?

 

何かわからないことがあった際に、自分の頭で考えることをせずに
すぐに答えを探してしまうのではないでしょうか。

 

そして残念なことにそれなりの問題であれば探せば答えが見つかるのが今の世の中です。
探せば答えがあるのに、わざわざ自分で考えるのは『効率的ではない』ですからね。

 

そうして答えを最初に見る工程を繰り返していると
自分の頭で考えることがだんだんできなくなってきます。
言い換えると『頭が悪くなっている』のです。

 

これは僕自身も若干思い当たる節があります。
あくまでも感覚ですが、ここ5年ぐらいで頭が悪くなった気がします。
昔の方がいろいろなことについて自分の頭で考えていました。

 

答えを探すのって楽なんですよね。
脳は基本的に楽をしたがりますから。

でもそれでは絶対にダメだと、自分にも言いたいです。

 

 

3 人生がつまらなくなる

 

最後は価値観の話なので、話半分で聞いてください。

 

人生の楽しみの一部って『無駄』だと思うんですよ。

 

昼下がりに公園に行ってぼーっとしてみたり。
外食で同じレベルのご飯食えるのにわざわざ苦戦して家で料理してみたり。
便利な商品たくさん売っているのにわざわざ無装備でキャンプしたり。

 

無駄があるからこそ、人生は輝くし、
そういうところに価値を置いている人って魅力的に感じるんですよね。

 

効率を追求することに慣れてしまうと、
その無駄を嫌うようになってしまうわけです。

 

何も発生していない時間になんとなくそわそわしてしまったり、
せっかく時間を無駄に使える休みの日なのにせかせか過ごしてしまったり。
心が休まらないですよね。

この状態ってむしろ不幸だと思うんですよね。

 

まぁ完全に僕もこっち寄りなんですけどね。
最近はだいぶマシになってきましたが、それでもまだバランス取るのが下手くそです。

 

 

 

以上です。

 

なんで効率を追求するかというと、それは間違いなくもっと幸福になるためじゃないですか。
しかし、追求の仕方を間違えると幸福になれないどころか不幸になることもある。
そんな話でした。

 

ご飯も早食いすると味気ないものになりますが、
人生に関してももっと味わってゆっくり生きていくって考え方も
すごく重要なのではないかな。と感じる今日この頃です。

 

 

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