仕組み化・外注化

外注さんと長く付き合うためのコツ 輸入ビジネス

2017/06/13

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がむしゃらに頑張って、まずは結果を出すことができた。
ある程度稼げるようになった。

ここで次に考えるのは『事業の安定化』『収益の拡大』『自動化』
の3つですよね。

 

今回は『自動化』に着目をして、
外注さんと長く付き合うためのコツについて
解説をしてみようと思います。

ぜひ参考にしてくださいね^^

 

 

 

意外と定着しない外注さん

 

 

輸入ビジネスにおいて、外注といったら基本的には『リサーチ』の外注です。
しかし、このリサーチの外注が難しい。

 

募集をして、仕事をお願いするけれども、
なかなかうまくできなくて、自然といなくなってしまう。
これが繰り返される経験をしたことがある方は多いと思います。

僕も何度外注さんに連絡もなく飛ばれてしまったことか・・・笑

 

これを依頼側の視点だけから見ると

『責任感のない人だった』
『運が悪かった』

と片付けてしまうこともできますが、
少し視点を外注さん側に移してみると
また違った感覚を想像することができます。

 

 

例えば、リサーチして商品を見つけたら200円もらえるとしましょう。

募集文には「慣れれば1時間に5個ぐらい見つかります」と書いてあり
単純計算時給1000円の仕事か。と思って応募をします。

そして、実際にリサーチを始めてみると
当たり前ですがなかなか見つからない。

頑張って3時間リサーチしてやっと1つ見つけることができたけど
これでは時給が66円。

続けられない人が多くてもしょうがない気がしますよね。
(かといって連絡なしはダメ絶対笑)

 

自分が事業主となり、リサーチを頑張る場合は
たとえ3時間リサーチして1つも商品が見つからなくても
その先には大きな結果が出るビジョンがありますから
なんとか頑張ることができるのですが、

外注さんの場合はどれだけ頑張っても
最後まで1件200円の仕事ですから、
そういうモチベーションも沸かなくて普通なのです。

 

簡単に言えば

『頑張っても報酬にならない可能性のある仕事』

は、なかなか外注さんには受け入れてもらえないんですよね。

 

もちろん、たくさん募集をしていれば
最初からサクサクリサーチできるセンスを持った人に出会うこともあります。
実際、そういう方を見つけて一気に結果が伸びた方もたくさんいます。

 

ですから、単純ですが

『募集を繰り返し、良い人とめぐり合うのを待つ』

これも立派な外注戦略です。

 

しかし、今回はちょっと違った視点で戦略を考えてみましょう。

 

 

 

難しいからいけないんだ

 

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前述した通り、リサーチという作業は難しいです。
難しいからうまくいかない。だから長続きしない。定着しない。

 

根本の問題は『難しい』というところにあると仮定しましょう。

 

であれば、難しくなければ定着するとも考えられます。
つまり、リサーチの業務を『簡単』にすれば
問題は解決するはずなのです。

 

では、リサーチを『簡単』にするにはどうしたら良いでしょうか?

そのポイントとなるのが『細分化』です。

 

そもそも、リサーチと一言で言えばシンプルに聞こえますが、
実際はとても複雑な作業です。

 

外注するときって、結構リサーチに慣れている状態で行いますから
自分では気づけないのですが、初めてやる人には
相当に複雑な作業なのです。
始めた頃の気持ちを思い返せばわかると思います。

・商品選定
・売れ行きチェック
・仕入れ値チェック
・競合の数
・重量チェック
・カテゴリーの選別
・利益計算

などなど。

 

毎回毎回これらを漏れなくこなすことが求められる
かなり高度な作業なのです。

これをポーンと渡してやってくださいと指示して、
そつなくできる人は少ないと思います。

 

ですから、これらを細分化してしまえば良いのです。
リサーチという作業をいくつかの工程に分けるということですね。

 

例えばですが、

A めぼしい商品をリストアップする仕事
B リストに情報を付け足す仕事
C amazon.comを調べる仕事
D 詳細な計算をする仕事

こんな感じに細分化すれば、各工程はそんなに
難しいものではなくなります。

 

あくまでも例えですからね。
わかりやすく書いています。

実際にどのようなフローになるかというと

 

A めぼしい商品をリストアップする仕事

 

日本Amazonをチェックしてもらい、
ランキングとレビューが条件に合う商品で
ページに輸入と記載されている商品をリストアップしてもらう。
(ツールでも代用化ですね)

 

B リストに情報を付け足す仕事

 

Aで上がってきたリストに対して、
モノレートで確認をし、売れ行き情報を追加。
FBAシミュレーターで重量と手数料を追加。
各種コストをリストアップする仕事。

 

C amazon.comを調べる仕事

 

Bでできたリストを利用して$○以下ならばOKという表を作る。
それを元にAmazonをチェックし条件の合う商品をリストアップする。

 

D 詳細な計算をする仕事

 

Cでできたリストの詳細な計算をして、
利益率などを算出する。

 

 

このような感じですね。

 

 

各項目の作業は特段難しくないことがわかりますよね。
やり方さえわかれば誰でもできる作業です。

しかし、全部が繋がるとリサーチをしているのと一緒になります。
これが業務を細分化する。ということです。

 

面白いのは、こうやって細分化をすることで、
本来成果報酬だったリサーチの外注を
固定報酬の仕事として依頼できるということです。

 

先ほども書きましたが、外注さんのマインドは
『頑張っても報酬になるかはわからない。という仕事は嫌だ』
『少なくても良いから、やったらやったぶん報酬が欲しい』
です。

ですから、圧倒的に固定報酬の方が長続きします。

 

しかし、リサーチを外注しようとすると、
固定報酬にするのがすごく難しいんですよね。

 

探した商品数×いくら という形にすると、
結局は外注さんの自己申告に任せることになりますので不安だし、

仮にこちらでリストを作って、1000件チェックで10000円などと報酬を設定しても
50件見つけられる人もいれば5件しか見つけられない人もいて、
いっぱい見つけても意味がない。ということになってしまい、
適当にこなすてしまう人も出てきてしまうでしょう。
なので、リサーチを固定報酬で依頼するのって難しいのです。

 

ですが、上記のように細分化すると、Aはツールで代用したとして
Bは最初から数が決まっていて、情報を打ち込む作業ですから、
1件いくらと明確に報酬を設定できます。

Cも比較的固定報酬にしやすいでしょう。

Dも同じくです。

そうすると、外注さんからしたら頑張れば確実にお金になるので
ちゃんとモチーベーションにつながりますし、
意外と安い報酬でも、確実性が強いので長く働いてくれるようになります。

 

このように、一つの作業を細分化して外注化をすると、
非常に定着率が高くなるのです。

 

そして、定着していただいて長くお付き合いができれば、
それこそその中から優秀な人材が出てきて
リサーチをまるっとやってくれるようになることもあるわけで。

何よりもまずは定着してもらうことが大事なんですよね。

 

もちろん、リサーチ以外の業務に関しても同じです。
この『細分化』という考え方はぜひ覚えてくださいね!
いろんなところで使えますので^^

 

 

 

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