Amazon攻略

Amazonでプロジェクトゼロが始動。転売セラーなどへの影響はいかに?


 

10月9日より、日本でもProject Zeroが始動しました。

 

これによって、もしかしたらAmazonでの販売が大きく変わる可能性もあり
不安に思っているセラーも一定数いると思います。(特に転売)

 

今回はProject Zero始動で何が起こるのか、
解説とともに考察してみようと思います。

 

 

 

Project Zeroとは

 

 

今年の2月に米Amazonで開始されたProject Zero。

 

平たくいえば、偽物商品を今までよりも効率的に取り締まるよ。
メーカーのやりやすい感じにするよ。って施作なのですが
これが捉えようによっては過度な競合潰しに使われるのではないか、
今まで以上に転売系、並行輸入系の取締りが厳しくなるのではないか、
日本にはいつ上陸するのか?などと当時から話題になっていました。

 

8月にはヨーロッパでも運用され、
10月9日に遂に日本でも開始されました。

 

英語版Project Zeroサイト

 

Project Zeroの基本的な仕組みは以下の3つです。

 

1、機械学習の技術を活用した機能(AI)で
商品を自動スキャンして偽造品を感知する(1日50億件調査している話も)

2、企業がサイト上から直接偽造品のページを削除できる

3、商品ごとにシリアルコードを発行して偽造品販売を未然に防ぐ(2020年前半より)

 

これらを使って、Amazonでの偽造品販売をゼロにしよう!
そんな試みになります。

 

現在、日本では25社の参加が決まっており、
(任天堂、ソニー、タカラトミー、アイロボット、アイリスオーヤマなど)
今後はAmazonからの招待制で企業の参加が増えていき、
ある段階からは条件を満たせばメーカー側からの参加も受け付けるとのこと。

 

先立って開始されたアメリカでは、
6000のブランド登録があり、9000万(!!)の
商品削除が行われたと紹介されていました。

 

 

 

考えうるマイナスポイント

 

 

ここからが考察。

 

Amazonから偽造品がなくなる。

 

こと自体は顧客にとってはとても好ましいことであり、
セラーにとっても当然やってほしいことです。
(偽造品売るのはもちろんダメ。そうやって利益出している人は今すぐやめましょう)

 

しかしながらセラーとして心配なのは
『偽造品』の解釈です。

 

Project Zeroを端的に表現すると
『今までよりも偽造品のページを簡単に削除できる』
ことになるわけですが、
偽造品=偽物ならばもちろん問題ないのですが、
例えば

偽造品=並行輸入品
偽造品=メーカーが気に入らない商品

と解釈されてしまったら。

 

*並行輸入品の販売は合法なのでグレーですらありません。

 

本来販売して良いはずの商品も偽造品とレッテルを貼られ
削除されてしまう可能性があるのです。

 

2、企業がサイト上から直接偽造品のページを削除できる

企業がそのような対策をとること自体、
独占禁止法に抵触する可能性が高いのでどうなるかは未知数ですが
最悪の場合はその可能性もある(というかロジックとしてはそれができちゃう)わけですね。

 

また

1、機械学習の技術を活用した機能(AI)で
商品を自動スキャンして偽造品を感知する

に関しても精度が如何程なのかという不安があります。

 

この『機械学習』には企業からの情報提供も含まれるようなので
これまた偏った情報を集めてしまうと、
偽造品以外の範囲にも反応してしまう可能性が否めません。

 

このように、特に転売品、並行輸入品においては
『とばっちり』を受ける可能性はゼロではないんですよね。

 

 

 

所感

 

 

その上で結論ですが、僕は

『影響は少ないと考えて問題ない』

と思っています。

 

 

理由は3つ。

 

 

一つは『企業からの削除依頼としてはむしろ減る可能性』です。

 

ご存知のように、今までも企業がある商品ページを
『偽造品だ』と報告することで削除することはできていました。

主に『Amazonブランド登録』をすることでその権利を得る感じだったのですが、
これ経由の理不尽なページ削除は今までもたくさんあったわけですよ。
少なくとも、これ以上に増えることはないと思います。

もっと言えば、今回Project Zeroによって
権限を持つ企業は招待制になりました。
その後、条件を満たした企業は参加できるようですが、
この条件はおそらく結構厳しいものになるはずです。
(そうじゃないとProject Zeroの有用性を担保できないから)

そして、Project Zeroの方で偽造品をしっかり取り締まることで
今までのルートでの通報に関しては受理されづらくなるのでは?
と予想しています。

こうなると、今までの一番の悩みであった、嫌がらせを目的とした
出品妨害。はやりづらくなるわけです。
もしこうなってくれたら願ったり叶ったりなんですよね。

少なくとも自体が今以上に悪くなるとは考えられないです。

 

 

二つ目は『機械学習による線引きの明確化』

 

先ほど偽造品の解釈について書きましたが、
このあたりについては人の目で判断するよりも、
機械が判断した方がそろそろ精度が高くなると思います。

Project Zeroでは何かしらの措置が行われた後に、
措置された側の反論の場も用意されているようです。
場合によっては申請した側が間違っていた。
というケースも出てくるでしょう。

そして、メーカー側からの情報と、セラー側からの情報を加味して
AIの精度がさらに上がっていく。

そうすればむしろ今偽造品じゃないのに偽造品として処理されている
謎のケースも減るのではないかと考えられます。

 

 

最後は『トータルでの圧倒的プラス』です。

 

仮に上記2つのプラスの変化がないとしても、
大きくマイナスな影響が出るとは思っていないのですが、

それ以上に、トータルでのプラスに目を向けるべきだと思います。

まず、今回のニュースに関しては(そこまで盛り上がってないけど)
一般ユーザーにはかなり好意的に捉えられているようです。

最近ではあまりに行き過ぎたサクラレビューが地上波で取り上げられたり
デリバリープロバイダのヤバイ配送が取り上げられたりと、
Amazonは質が悪いという印象がだんだんと浸透してしまっていました。

一般ユーザーとしては偽物がいっぱいあるんだな。
という認識を持っている人も多いですし、
レビューなんてほとんど当てにならない。
Amazonは安かろう悪かろう。
と思っている人も大勢いるでしょう。

ここについて、どう信頼回復をするのか?
これはAmazon本体のみならず、我々セラーにとっても
死活問題なわけです。

Project Zeroに関してはまさにそこに向けた取り組みの一環で、
今そのような印象を与えてしまっている商品ページを
根元から取り除くことができる施作だと思います。

 

本当は、真に悪いページだけピンポイントで引っこ抜いてほしいのですが
多少、勢いで周りが抜けちゃっても若干だったら許せるぐらい、
僕らにとってもプラスが大きい話なんです。

 

そう考えると、あまり不安を感じる必要はないと思いますね。

 

もちろん、転売などにおいてもより問題のない商品を扱っていくことが求められますが
それは今に始まったことではなく、販売者として当然考えるべきことなわけですから。

 

以上、何かの参考にしてください!

 

音声も撮りました。

 




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